空気が乾燥している関東で山火事が相次いでいます。
木々を燃やす真っ赤な炎。
広い範囲に飛び火しているのが分かります。
神奈川・伊勢原市の火災現場上空からの映像では、山肌からオレンジ色の炎が激しく燃え上がり、付近には消防車なども確認できます。
山火事が発生したのは9日午後3時ごろ、神奈川・伊勢原市の日向山です。
消火活動は日が沈んだことなどから一度中断。
夜が明けた現場では、山林から白い煙が上がっていました。
午前中から、横浜市消防局や東京消防庁などのヘリによる散水が18回行われました。
消火活動は日没まで続けられましたが、発生から丸1日以上が経った10日午後5時半現在も、鎮火の見通しが立っていません。
一方、8日に山火事が発生した群馬県にある妙義山。
現場は険しい岩場にある山林です。
周辺では1カ月間ほとんど雨が降っておらず、とても乾燥した状態で、乾燥注意報が出ていました。
10日も朝から自衛隊のヘリ3機による散水など、消火活動が再開しました。
そして、正午前に鎮圧を確認したということです。
関東では東京・神奈川・千葉・埼玉・群馬に今も乾燥注意報が発表されていて、引き続き火の取り扱いに注意が必要です。