佐賀県沖の有明海でノリの摘み取り始っています。
今年は、海の栄養塩は少ないもののノリの出来は良いということです。

【岩部リポート】
「午後9時の有明海です。今シーズンのノリの摘み取りが始まりました。いま漁師たちがノリを手際よく摘み取っています」

早い漁場では、12月4日から開始した秋芽網ノリの摘み取り。
7日から本格的に始まり、いま最盛期を迎えています。
昨夜、佐賀市の沖合の漁場では、15センチから20センチに成長したノリが摘み取られていました。

県有明海漁協によりますと、今年は雨があまり降らず河川からの栄養供給が少なかったため栄養塩が低下していますが、赤潮が発生しなかったこともあり、全域で良いノリがとれているということです。

【ノリ漁業者 田中慎弥さん】
「われわれ生産者はおいしい黒いノリを消費者に届けたい、その一心で仕事に従事している。艶、味も非常に良いので今年も良い出来だと思う」

摘み取られたノリは、12月15日に予定されている初入札会に出品されます。
また、出品枚数は、例年並みの9000万枚から1億枚を見込んでいるということです。
県有明海漁協は、今シーズンは販売枚数14億枚、販売額245億円を目標に4年ぶりの日本一奪還を目指します。

サガテレビ
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