「ざる豆腐」で知られる唐津市の「川島豆腐店」の元の運営会社が裁判所から特別清算開始命令を受けた。負債は約7000万円。運営は別会社が引き継いでいる。

帝国データバンク佐賀支店によると、唐津市の老舗豆腐店、川島豆腐店を運営していた「Green」は、11月26日付で、佐賀地裁唐津支部から特別清算開始の決定を受けた。

川島豆腐店は、江戸時代創業の豆腐店を起源とし、名物の「ざる豆腐」を展開した。豆腐の製造や豆腐料理店「かわしま」を運営した。2007年5月期には約3億円の年間売上高を計上していたが、その後、赤字が続き債務超過額が拡大。大豆など原材料価格の高騰に加え、新型コロナの感染拡大で豆腐料理店の売上が伸び悩んだ。

立て直しを図っていたものの、解消のめどがたたないことから、別会社の事業譲渡した。負債は約7000万円。現在、豆腐の製造や料理店は譲渡を受けた別の会社が運営している。

サガテレビ
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