神奈川・横浜市の飲食店で11月、置き配の宅配物が持ち去られる瞬間がカメラに捉えられた。怪しい人物は、周囲の様子をうかがいながら店の前を行き来し、隙を見て荷物を持ち去っていた。盗まれたのは、まさかの「防犯カメラ」で、店主は思わぬ被害に困惑。手慣れた犯行の様子に店主は、「常習犯なんだろう」と指摘する。警察は窃盗事件として捜査中だ。
狙われた置き配…戸惑い隠せぬ店主
神奈川・横浜市にある焼き鳥店「やきとり たにむら」で11月29日午後5時頃に撮影されたのは、焼き鳥の窃盗ではなく、店先に置かれた宅配物の窃盗だ。
店主:
こちらが私のお店です。お店の入り口のこちらに置き配をしていました。
盗まれた「置き配」の中身について店主は、「いや、まさかなと。防犯のために買った物が…」と戸惑いをにじませている。
置き配ドロボーが現れたのは、11月29日開店1時間前の午後5時頃だった。ベージュのコートにスカート姿の人物が、置き配に視線を向けながら店の前をウロウロ行き来していた。
タイミングを見計らっているのか、歩行者が行き交う中、建物の影に身を隠す様子も撮影されていた。
隙を突いて宅配物を窃盗
一度、画面から姿を消した置き配ドロボーが再び現れた次の瞬間…。
置き配に素早く近づくと、片手でスイッと周りが見ていない、一瞬の隙をついて持ち去っていった。
店主は犯人について「40代とかそのくらいの女性。ほぼノールックで堂々とスパって何気なく取るってことは、初犯じゃないというか、常習犯なんだろうなと」と語った。
疑問を抱いている。
盗まれたのは、なんと店先に取り付ける予定の防犯カメラだった。これについて店主は「防犯のために買った物が盗まれるって『どういうことだ?』っていう感じですよね」と戸惑いを隠しきれない様子だった。
今後の置き配をするのか尋ねると、店主は「こうなった以上は出来ないですね」と話す。警察は窃盗事件として、人物の行方を追っている。
(「イット!」 12月9日放送より)
