12月8日夜発生した青森県東方沖を震源とする地震で、岩手県内では震度5強を観測し、一時、津波警報が出されました。
これまでに4人が軽いけがをしたほか交通機関にも影響が続いています。

8日午後11時15分ごろ、青森県東方沖を震源とするマグニチュード7.5の地震が発生し、県内では一戸町と軽米町で震度5強を、盛岡市と久慈市などで震度5弱を観測しました。

この地震で県内には一時、津波警報が発表され、久慈港で70cm(9日午前1時9分)、釜石で20cm(9日午前0時25分)の津波を観測。
その後は津波注意報に切り替わり、現在は全て解除されています。

8日夜、宮古市では高台に避難する人の姿も見られました。

避難した人
「東日本大震災を思い出したので、避難しなければと思って」

沿岸の12市町村では一時避難指示が出されましたが、これまでに全て解除されています。

一夜明け、地震の被害が徐々に明らかになっています。

県などによりますと、久慈市・奥州市・野田村・大槌町で、40代から90代の男女合わせて4人が軽いけがをして病院に運ばれています。

交通機関にも影響が出ています。

東北新幹線では9日、盛岡・新青森間の上下線で始発から運転を見合わせていて、午後3時ごろに再開の見通しです。

このほかJRの在来線、IGR・三陸鉄道の一部列車で運休や遅れが出ています。

気象庁などは9日午前2時に「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を運用開始以来初めて発表し、今後1週間程度は、さらに大きな地震の発生に備えるよう呼びかけています。

岩手めんこいテレビ
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