明治安田生命は12月9日、毎年恒例の「2025年生まれの子どもの名前調査」結果を発表した。
調査は2025年生まれの男の子 6312人、女の子 6193 人を対象に行われた。
男の子1位は「湊」ちゃんで、去年の15位から大幅に順位を上げ、調査開始から初めてトップになった。
「湊」は「水が集まる場所」・「船着き場」を意味する漢字で、「多くの素敵な出会いに恵まれて活気のある人生を送ってほしいという願いを感じる名前」としている。
2位は「伊織」ちゃんと「結翔」ちゃんが並んだ。
「伊織」ちゃんは、日本の伝統的な名前の一つで、「伊」は、その漢字の 成り立ちから、「人を導く」という意味を持ち、物事を織り成す、または結びつけるという意味を持つ 「織」の漢字と組み合わせることで、「穏やかで安定した人、周囲との調和を大切にする人」というイメージを連想させるとしている。
「結翔」ちゃんは、「つなぐ」や「結ぶ」という意味の「結」と、「「空高く飛ぶ」というイメージの「翔」が並んだ名前で、「たくさんの人と交わって縁をつなぎ、羽ばたいてほしい」という願いが感じられるとしている。
女の子の1位は「翠」ちゃんだった。
じわじわと順位をあげて初めてトップになったということで、「色鮮やかなイメージで、躍動感あふれる生命力と上品で澄んだ印象を合わせ持つ人気の名前」だとしている。
2位は太陽に向かってすくすくと成長し、明るく前に進んでいくイメージの「陽葵」ちゃん。
3位は「つなぐ」「根気強さ」「丈夫さ」を連想させる「紬』ちゃんだった。
また使用される漢字は、男の子は大谷翔平選手の「翔」が5年連続トップ。女の子は「愛」が4年連続トップだった。
読み方については、男の子は「ハルト」ちゃんが17年連続トップ。女の子は「エマ」ちゃんが1位だった。外国でも馴染みやすい響きが人気だったとみられる。
全体の傾向としては、「セナ』ちゃん(男の子4位、女の子19位)、「ヒナタ」ちゃん(男の子5位、女の子39位)、「ハル」ちゃん(男の子12位、女の子36位)など、性別に捉われない“ジェンダーレスネーム”や、「ハル」ちゃん、「サナ」ちゃんなど、発音・表記変換がしやすい“グローバルネーム”が定着したとしている。
ベスト10は以下の通り
●男の子(表記)
1位 湊
2位 伊織
2位 結翔
4位 琉生
5位 蓮
6位 朔
6位 碧
8位 陽向
8位 陽翔
8位 藍
●女の子(表記)
1位 翠
2位 陽葵
3位 紬
4位 茉白
5位 凛
6位 陽菜
7位 心陽
8位 彩葉
8位 詩
10位 琴葉
10位 結菜
●男の子(読み方)
1位 ハルト
2位 ミナト
3位 アオト
4位 セナ
5位 ヒナタ
6位 ユイト
7位 リク
8位 ソラ
9位 リト
10位 ソウタ
●女の子(読み方)
1位 エマ
2位 サナ
3位 スイ
4位 ツムギ
5位 イロハ
6位 ミオ
7位 コハル
7位 メイ
9位 ヒマリ
10位 ハナ