旅行サイト「じゃらん」が発表した「もう一度行きたい温泉地」の1位は、3年連続で群馬県・草津温泉となった。湯畑のライトアップや湯もみショーに加え、裏草津エリアや顔湯などSNS映えスポットが人気の理由だという。さらに若者向けに漫画堂やカフェも登場し、宿泊では飲食込みの「オール・インクルーシブ」プランが注目を集めている。
3年連続1位「群馬・草津温泉」人気の秘密は?
旅行サイト「じゃらん」の会員1万2000人以上が選んだ「じゃらん人気温泉地ランキング2026」が発表された。

これまでに行ったことがある温泉地のうち「もう一度行ってみたい」温泉地のトップ3は、3位・神奈川県の「箱根温泉」、2位・大分県の「別府温泉郷」。

そして栄えある第1位が、湯畑が温泉街のシンボルとなっている群馬県の「草津温泉」。
宮本真綾キャスター:
3年連続、温泉地人気ナンバー1スポットの草津では、平日の今日も多くの人でにぎわっています。

高評価の理由として多く挙げられたのが、SNS映えする街の雰囲気だ。
訪れた人は「ここ(湯畑)の景色が魅力的だったんで、ライトアップされててきれいでした」と話す。
幻想的に浮かび上がる湯畑のライトアップに、草津温泉の伝統的な入浴方法湯もみのショーなど、SNS映えする観光スポットが多くある。
さらに今、若者から人気急上昇中のスポットがある。

航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗さん:
「裏草津」という湯畑から歩いて5分程度にある裏路地を入った裏の部分になっているエリア。
裏草津とは、町が新たに総工費8億円ほどをかけて整備した観光エリア。
草津温泉にゆかりのある漫画家の作品など、約1万冊の漫画が読めるスペース「漫画堂」や地元の食材を使ったスイーツが食べられる「カフェ 月の貌(かお)」などもある。
さらに、こんな珍しいものも。
温泉の蒸気を顔にあてて楽しむ、その名も「顔湯」。
肌がスベスベになると若い女性から評判で、観光客は「下に温泉があって湯気がずっと顔に当たっている感じ」という。

早速、体験した宮本キャスターは「下から温かい湯気がふわっと来て、凍えきった鼻先だったり耳が温まってすごく気持ちいいです」と話す。

おしゃれな温泉地としてイメージアップを図り、多くの観光客でにぎわうようになった草津温泉では最近、若者でも利用しやすいお得な宿泊プランを出す施設も増えてきているという。
注目の宿泊プラン「オール・インクルーシブ」
そんな草津温泉で驚きの宿泊プランを見つけた。

ホテル「ラビスタ草津ヒルズ」では、「オール・インクルーシブ」という宿泊プランを提供している。

宿泊料金に軽食や夜食の料金もあらかじめ含まれていて、ビールやソーセージなども全ておかわりし放題だ。
また、草津温泉にある「ホテル櫻井」では、湯もみのショーなども追加料金を支払わずに見ることができる。

航空・旅行アナリストの鳥海高太朗さんは「お酒を飲み過ぎてしまったとか、それでも追加料金がかからない。特にグループ旅行において、予算が透明化できるというところで、最近特にグループで使われる方が増えている状況になります」と話し、オール・インクルーシブの宿泊プランは今後増えていくだろうといいます。
(「イット!」12月12日放送より)
