青森県沖で起きた最大震度6強の地震をうけ、小泉防衛相は自衛隊に対し、災害応急対策に全力で取り組むよう指示した。
9日午前0時半頃、防衛省に入った小泉防衛相は、「私からは平素より災害対応に万全を期すように指示しており、今般の地震についても、近傍の自衛隊の各部隊において速やかに体制を強化し、情報収集を行っている」と述べ、陸上自衛隊東北方面航空隊のヘリ、映像転送機、海上自衛隊第25航空群のSH-60ヘリ1機、航空自衛隊第7航空団のF-2戦闘機2機が、上空からの被害情報収集のため離陸したと明らかにした。
さらに、小泉防衛相は自衛隊に対し「被害状況を把握できるよう関係府省庁および自治体と緊密に連携し情報収集に努めること、今後の状況の推移に的確に対応するとともに陸海空自衛隊が緊密に連携しつつ人命救助を第1義とした活動を実施する等対応に万全を期すこと」を指示したと述べた。
防衛省は災害対策室を設置し、情報収集を続けていて、小泉防衛相は、「関係省庁とも連携し、災害対応に万全を期していく」と強調した。