戦後80年の節目に平和について考える式典が佐賀市諸富町で行われ、園児たちが被爆したクスノキの“2世”の苗を植えました。

「ちょうど80年前この集落でB29の焼夷弾攻撃によって家を焼かれました。帰ってきたら一面焼け野原でした」

この式典は、戦後80年の今年、平和の尊さを伝えようと町内で歴史の継承活動などを行う諸富花いちもんめの会が開いたものです。

8日は、地域住民や地元の園児など約40人が参加。
平和の象徴とされるオリーブのほか、長崎で被爆したクスノキの種から育った“2世”の苗木を植えました。

【諸富花いちもんめの会 小柳春良事務局長】
「後世に残せるものをということで平和の樹オリーブを選んでここに植栽した。戦争についての継承をいかに今後繋いでいくかが一つの課題だと思っている」

このあと一行は公民館に移動し、佐賀空襲による被害や体験者の証言などを通して戦争の悲惨さを学んでいました。

サガテレビ
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