鳥取県内の農業高校の生徒たちが、地元食材を使ったオリジナル料理のアイデアや出来栄えを競うコンクールが鳥取市で開かれました。
鳥取市にある農畜産物の直売施設「わったいな」。
店頭に並ぶ野菜や肉を真剣な表情で品定めするのは高校生たち。
12月5日、鳥取市で開かれた「農業高校対抗料理コンクール」の出場者です。
このコンクールはJA鳥取中央会などが毎年開いていて、調理や食品製造などを学ぶ県内4つの高校が出場しました。
日野高校:
同じ農業高校としては対抗心があるので負けないように頑張ろうと思います。
30回目となるこのコンテスト。
今回は「クリスマス料理」をテーマにおいしく、見た目もよいオリジナルメニューを作ります。
生徒たちが、まず挑むのは食材探し。
肉やねばりっこ、ブロッコリーなど材料として使う県内産の農畜産物を探します。
倉吉農業高校:
これでいきます、しゃあ!行こう!
さあ、買い物が終わると、いよいよ調理開始です!
司会:
頑張るぞー!
メンバーは1チーム4人、チームワーク良く役割を分担しながら、調理していきます。
生徒:
手が震えて、ちょっと。
調理時間は90分。1秒も無駄にできません。
どのチームも、この日のために練習を積み重ねてきたということですが時間との戦い、そしてミスが許されない緊張感。
本番ならではのプレッシャーです。
Q.どんなことを考えて作っていますか?
おいしくなーれって感じ!
大山どりの手羽先をサックサクのフライドチキンに、トマトやブロッコリーを餃子の皮で包んだキッシュ。
アイデアが詰まったオリジナル料理を次々と仕上げていきます。
終了の合図調理終了!
見た目も華やか、クリスマスらしい演出の料理が並びました。
鳥取市内のホテルの料理長など5人が審査。
味だけでなく、盛り付けの美しさも審査のポイントです。
審査委員長:
今年のグランプリは湖陵高校さんです。
審査の結果、鳥取湖陵高校が2年連続のグランプリに輝きました。
「あつまれクリスマス~冬を彩る3つのごちそうプレート~」
花御所柿を県産牛に挟んだミルフィーユカツ。
そして、クリスマスツリーをイメージしたキッシュ。
クリスマスを思い起こさせる赤や緑を取り入れた盛り付けのアイデアや調理中のチームワークの良さ高く評価されました。
鳥取湖陵高校のメンバー:
「いろんな先生から期待されていたので、グランプリという結果を持って帰れてうれしいです。」
「心臓バクバクでカメラの数もすごいし、時間もあ~という感じで切羽詰まっていました。みんなで協力しながら、わちゃわちゃできたのでとても楽しかったです。」
グランプリに輝いた鳥取湖陵高校のレシピは、JAグループ鳥取のホームページで紹介されるとということです。