日本維新の会の奥下剛光衆議院議員の後援会が、2023年にキャバクラとラウンジへ政治資金から計9万3500円を支出していたことが、政治資金収支報告書でわかった。
奥下氏は8日、FNNの取材に対し「自身のYouTubeチャンネルで釈明する」としたうえで、支出は後援会に全額返金する意向を示した。
「奥下たけみつ後援会」の収支報告書によると、2023年3月に東京・赤坂のキャバクラに3万6300円、同年4月には大阪・ミナミのラウンジに5万7200円を「飲食費」の名目で支出している。
この支出について、事務所は「本人とスタッフが企業関係者と訪れた際に、本人側の費用を負担したもの」と説明した。
維新の藤田文武共同代表は3日の記者会見で、政治資金の支出について「女性の接待を受けるクラブなどは不適切だと思う」との認識を示している。
奥下議員は自身のXで、「初対面の企業の方に支払ってもらうのは気持ち悪いし、企業団体からの寄付に当たるとの思いから適切に処理したつもりだった。報告書からは伝わり難いので今後は見え方もさらに気をつけていきたい」と説明しているが、きょうにも自身のYouTubeチャンネルで釈明する考えだ。