国際的な防災・減災の指針・「仙台防災枠組」や、防災と文化芸術との関係性について考える講座が12月6日、仙台市青葉区で開かれました。
「仙台防災枠組」とは、2015年に仙台市で開催された第3回国連防災世界会議の成果文書で、2030年までの国際的な取組指針が示されています。
6日の講座では、専門家が講師を務め、仙台防災枠組の特徴を説明したほか、防災と文化芸術のつながりとして、災害をテーマとした小説の執筆や、県内の被災地に建設された防潮堤に、子供たちが絵を描く取り組みが進められていることなどを説明しました。
東北大学災害科学国際研究所 今村文彦教授
「(防潮堤など)防災上は重要なのですが、地域景観にとってはネガティブなものも、積極的に使うことによってアイデア次第でとても素晴らしい資源になる」
また、東日本大震災で家族を亡くした経験を持つ映画監督などによる対談も行われ、防災に興味を持ってもらうための表現方法や作品制作への思いなどが語られました。