政府は5日、高市内閣の首相と閣僚18人の資産を公開した。家族分を含めた資産総額は平均6641万円で、最多は小泉進次郎防衛相の2億7248万円だった。
茂木外相、林総務相が続き、高市首相は3206万円で10位だった。
高市首相は奈良市の土地と建物1142万円と、乗用車2台を申告した。
有価証券や株式は持っていないとしている。夫の山本拓元衆院議員は、福井県鯖江市の土地と建物1064万円と定期預金1千万円を保有している。
最多の小泉防衛相は全額が妻の滝川クリステルさん名義だった。内訳は国債が7千万円、公社債7764万円、その他の有価証券1億2484万円だった。東京メトロの株式700株も報告した。
2位の茂木外相は1億9397万円。有価証券など1億7894万円と栃木県足利市の不動産1503万円を保有する。システム開発企業など5銘柄の株式計24万3300株も記載した。
3位は林芳正総務相の1億5088万円。不動産1億3788万円、預貯金など1300万円のほか、ゴルフ会員権や株式を所有。最少は松本尚デジタル相の550万円だった。
ただ、資産公開において普通預金は変動が激しいこともあり公開対象外となっていて、株式についても株価が流動的であるたことなどから額には含まれておらず、実際の資産は公開額を上回る。