山口・宇部市で都市ガスが漏れ出した事故で、供給会社が会見を開き陳謝した。

宇部市内では、4日午前6時ごろからガス漏れの通報が60件以上相次ぎ、家庭のガス栓から火が出て消火しようとした住人がやけどを負ったケースもあった。
消防によると、火災の件数は22件に上っている。
宇部市内に都市ガスを供給している「山口合同ガス」は会見を開き、役員らが陳謝した。

会社の説明によると、ガスの圧力を調整する「ガバナ」と呼ばれる機器に不具合が生じ、供給先の家庭などのガス管に通常の12倍の圧力がかかったことがガス漏れの原因とみられるという。

市内全域の契約先、約1万2000件への供給が停止されているが、安全が確認でき次第、順次供給を再開させ、週明けまでの全面復旧を目指したいとしている。
