北上市議会(岩手県)の通常会議が12月4日に招集され、クマ被害の対策として温泉施設を運営する事業者が電気柵を整備する際の補助費などを盛り込んだ、総額4285万円の補正予算案が可決されました。
北上市はクマ被害の対策として、総額4285万円の補正予算案を4日、市議会に提案し全会一致で可決されました。
補正予算の内訳は鳥獣被害対策事業として、クマ捕獲用のわなの購入などに450万円。
学校など公共施設へのクマスプレーの配置と市内の児童生徒へのクマよけの鈴の配布などに1237万円。
小中学校の登下校時にタクシーを利用した場合の送迎費用に、250万円などとなっています。
また2025年10月に市内の温泉施設で従業員がクマに襲われて死亡した事案を受けて、温泉施設を運営する事業者が電気柵などを整備する際、300万円を上限に経費の一部を補助する費用として1500万円が計上されています。