立山町議会の12月定例会が開会し、舟橋町長は富山地方鉄道の立山線について「鉄道の再構築事業に取り組む必要がある」としてそれに向けての調査費用、1000万円を含む補正予算案を提出しました。
提出された補正予算案は一般会計で1億7500万円あまりで、このうち「鉄道等維持活性化事業」に1000万円が計上されました。
これは不採算を理由に廃線案が浮上していた富山地方鉄道の立山線を存続させるため、2027年度以降に取り組む再構築事業に向けて調査するための外部委託費です。
調査では施設整備の費用を自治体が負担する「みなし上下分離方式」を前提にして沿線自治体の負担経費や運賃収入などによる増収を図るための具体的な方策を探るとしています。
そして来年4月からは国の支援も活用し調査を進め、再構築に向けて町の負担金の財源確保の課題などに取り組みたいとしています。
*舟橋貴之町長
「必要となる経費と行政の負担額を明確にする作業を進め、地鉄をはじめとする関係機関と丁寧に議論する」