冬の間、黒部峡谷のダムや発電所などで働く人たちのための「越冬物資」の荷上げ作業が始まりました。
荷揚げ作業は冬の間、雪で閉ざされる黒部川上流で、発電所やダムの点検や工事のため泊まり込みで働く人たちに越冬物資を届けるため行われています。
黒部峡谷鉄道の宇奈月駅では4日朝9時ごろ、雪がちらつく中、米などの食料品や日用品、あわせて1.45トンの物資が列車に積み込まれていました。
*関西電力北陸支社 コミュニケーション統括グループ 山田智彦リーダー
「(越冬作業員の)生活を支える大事な物資なので、厳しい寒さの中でも、確実に運搬をして、冬に備えたいと思う」
荷上げ作業はトラックによる運搬も行われ、今月12日までにあわせて18.5トン、延べ1万4000人分もの「越冬物資」が届けられます。