賃貸住宅として実際に使われていた解体前のアパートを訓練場所に玄関ドアを壊して進入するなど実践さながらの消防救助訓練が12月4日、松江市で行わました。
内側から鍵がかかった頑丈な玄関ドアをエンジンカッターで実際に切って開けます!
訓練はまもなく解体される古いアパート1棟を使って行われ、松江南消防署の所員15人が参加しました。
腰にロープを取り付けた消防隊員が煙が充満して視界の悪い部屋に突入し、逃げ遅れた人を救出。
本物のアパートならではの本番さながらの訓練が続きました。
松江南消防署・小林義明警防係長:
実際に(一般の)建物を使ってやることはなかなかないので、このような機会をいただいて大変、有意義だったと思います。
このアパートは不動産大手の大東建託が自社の物件を訓練場所として山陰では初めて提供したもので民間からの場所提供の協力は全国的にも珍しいということです。
大東建託松江支店業務課・二瀬正チーフ:
解体予定の建物を消防に提供しました。新しい道具をなかなか使うタイミングがないということで、貴重な体験ができたとおっしゃっていたので、こういった活動をまたして行きたいと思っています。
この会社では地域の安全を守る消防の活動にこれからも協力していきたいとしています。