鳥取県米子市の養鶏場で発生した高病原性鳥インフルエンザに対して行われていたニワトリの殺処分が、12月4日未明に完了しました。
殺処分の総数は、約7万5000羽です。

米子市の養鶏場で、2日確認された高病原性鳥インフルエンザに対して鳥取県は、この養鶏場で飼育されていたニワトリ約7万5000羽の殺処分を進めてきた結果きょう午前1時過ぎに作業が完了したと発表しました。

殺処分されたニワトリは続いて地中に埋める埋却にされ、その作業も行われていますが3日は除雪作業のため一時中断したものの、4日朝、再開。

4日午後3時時点で全体の5割を超える4万1200羽が埋却されています。

鳥取県・平井知事:
ひとつの山は越えたと思う。ウイルスを封入すること、これ以上広げない事の大きな道標には到達した。

鳥取県は、養鶏場内の清掃や消毒のほか半径3キロ圏内でのニワトリ・タマゴの移動制限など現在実施中のまん延防止対策を継続するのをはじめ、県内に79か所ある養鶏場に消毒用の消石灰を配布するとともに、衛生管理基準の点検を求めるとしています。

こうした緊急対策に必要な経費のために、鳥取県は総額10億円の補正予算案を開会中の12月定例県議会に3日、追加提案し即日可決されました。
内訳は、殺処分などの防疫措置に5億4000万円、生産者への損失補償など経営支援に4億5000万円などとなっています

TSKさんいん中央テレビ
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