2025年も残り1カ月を切り、忘年会シーズンに突入しました。
こうした中、職場の忘年会について若手社員と上司世代の間でモチベーションの逆転現象が起きています。
街の方に「今年は“会社の忘年会”はありますか?」と聞いたところ、「12月の残りの平日全部忘年会。(会社の忘年会は)任意ですが全員参加になると思う。強制するものでもないかなと思うので『みんなで1年締めくくろうよ』みたいな感じでやっているけど、大体参加してくれる。意識なくなるまで昔は飲んでましたけど、今はそういうのないです」「会社としてはやらなくなった。外で飲まなくなったんですかね。コロナもあったし物価も高いし、なんとなく行かなくなったんじゃないか。(昔は)勢いがつくと2次会3次会やってたと思う。結構楽しかった記憶はあります」「転職のタイミングだったので、今年初めて参加しようかなと思って。参加は自由です。看護師なので、シフトもあるので来られる人でという感じ」といった回答が。
いろいろな忘年会の形がありますが、忘年会を巡る新たなデータがあります。
先週末に公表された20代から60代の男女への調査結果です。
「会社や仕事関係の忘年会に参加したい」という人は、全体で36.9%でしたが、30代が最も多く43%。
2番目に高いのが20代の41.8%でした。
20代(医療関係):
私は楽しいの好きなので(忘年会)行きたい派です。会社の人ともっと仲良くなれるかな、上の人たちと仲良くなれるきっかけ(が忘年会)。
20代(会社員):
自分は行きたい派。あれば行きたい。今も円滑なんですけど、仕事じゃない話もできるのかなと。仲良くなれるんだったら、仕事の時でもうまくできるのかなと思う。行きたくないとかは思わない。
一般的に「若者の飲み会離れ」と言われがちですが、この調査の中では若い世代のほうが会社や仕事関係の忘年会への参加意欲が高い傾向があったということです。
ただ「行きたくない、参加したくない」という人もまだいるので、無理やり誘うわけにもいかないですよね。
参加する目的を見ていくと、「食事が楽しみ」という方もいらっしゃったようです。
さらに、別のデータも見ていきましょう。
忘年会の「望ましい時間帯」を聞くと、1位は仕事終わりの時間帯が人気でした。
一方で、2位にはランチの時間帯が入るなど、忘年会といえば仕事終わりという感覚も今、変わってきているようです。
神奈川・川崎市の商業施設では、仕事の合間やスキマ時間に短時間で忘年会ができる「ランチ忘年会」でオススメのメニューを紹介しているそうです。
このランチ忘年会を始めた理由について、ラゾーナ川崎プラザの担当者に聞くと「夜の忘年会はなかなか参加できない方や、昼の集まりのほうが参加しやすいというような子育て中のお客さまでも利用できるように始めました」とのことでした。
ランチ忘年会について街の声を聞くと、「夜より昼のほうが、予定が合わせやすいと思っている。お酒飲むよりランチしてみんなでわいわいやるほうが好きなので、ランチ忘年会は良いかなと思う」「時間外に集まるというのが今はあまりみんな好まない。私も子育てしてるので夜は早く帰らないといけない。みんなで集まったことが大事」という意見が。
忘年会も多様化の時代に入ってきています。
行きたい方が楽しく過ごせる忘年会になるといいですね。