各地で警報レベルとなっているインフルエンザについて、秋田県医師会は3日、会見を開き、基本的な感染対策を徹底を呼びかけました。
県医師会によりますと、県内では11月からインフルエンザの患者が急増していて、一部の病院では診察まで4時間待ちになったということです。
現在流行しているウイルスは、夏に広がっていたものとは異なるタイプに変化していますが、県内での感染は全国で拡大している新たな変異株の「サブクレードK」か分かっていません。
しかし、従来の免疫では対応がしにくく、感染が拡大している可能性があるとしています。また2025年は、例年より1カ月早く流行が始まっていて、ワクチン接種が間に合わなかった人が多かったことも患者が増加した要因とみています。
県医師会の小泉会長は「年末年始は人の移動が活発になり、流行がすぐに収束することは難しいため、2026年3月ごろまでは患者数は増えるおそれがある」と述べ、手洗いなどの基本的な対策の徹底に加え、検査キットや解熱剤の準備をするよう呼びかけました。