坂井市三国町の「なかよしとんがり牧場」では、県内の畜産農家から預けられていた若狭牛の雌牛が、出産のためそれぞれの農家に里帰りしました。
  
この牧場では、毎年4月下旬から雪が降る前まで、県内の畜産農家から預かった雌の若狭牛を育てています。
   
狭い牛舎ではなく、広い牧場で運動させたり日光を浴びさせたりすることで、ウシの体の状態を良くして妊娠しやすくする目的があります。
  
今年は、坂井市や若狭町などの4軒の農家から合わせて10頭が預けられ、人工授精で
5頭が妊娠しました。
  
4日は雪が降る中、預かっていたウシたちが牧場のスタッフによってトラックに乗せられ、畜産農家のもとに里帰りしていきした。

飼育の担当者は「夏が暑かったので草の伸びやエサ食いも悪かったが、順調に妊娠させることが出来た。若干さみしい気もするけど元気な子を生んでくれることを願って生産農家にお渡しできてよかった」とほっとしていました。
  
妊娠した雌牛は、それぞれの農家に戻ったあと、来年3月から5月ごろに出産する予定です。      

福井テレビ
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