岡山市東区の生鮮魚介などの卸売業「MKフーズ」が12月1日で事業を停止し、自己破産申し立ての準備に入ったことが民間の信用調査会社の調べでわかりました。

帝国データバンク岡山支店の発表によりますと、MKフーズは2009年9月創業の生鮮魚介などの卸売業者です。岡山市中央卸売市場に拠点を構え、主に飲食店やホテル向けに生鮮や冷凍、チルドの水産食品の卸売りを手がけ、2024年3月期には年売上高約4億2500万円を計上していたということです。

しかし、コロナ禍による外食需要の急減で受注が大幅に落ち込み、連続欠損を余儀なくされていたということです。さらに、商品単価が高値で推移して仕入れコストの上昇が続くなか、販売単価への価格転嫁が難しく収益を圧迫していたということです。

コロナ禍で調達した緊急融資の返済負担もあって資金繰りが厳しくなり、事業の継続を断念したものです。負債は約1億1000万円とみられています。

岡山放送
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