秋田県の情報マップシステム「クマダス」に寄せられている目撃情報の中に、誤りや悪意ある投稿が確認されています。秋田県の鈴木健太知事は3日、警察に相談して厳正に対処する方針を示しました。
秋田県の情報マップシステム「クマダス」は、クマの出没情報を投稿・発信するものですが、最近は嘘の投稿が増えています。市町村が情報確認に時間を取られ、必要な情報が速やかに反映されないケースが出ています。
3日に開かれた12月県議会の一般質問では、自民党の武内伸文議員が「市町村確認前の目撃情報をリアルタイムで掲載し、悪意のある偽情報は厳罰で対応すべきと考えるがどうか」と知事の考えをただしました。
これに対し、鈴木知事は「投稿された情報には、明らかな誤りや悪意のある投稿が相当数確認されているため、県や市町村による確認と承認を必要としているが、可能な限り速やかに公表できるように努めている。虚偽投稿やいたずらに関しては現在、投稿情報を調査しており、警察に相談し厳正に対処したいと考えている」と答弁しました。