インドネシアで豪雨による被害が拡大し、これまでに600人以上が死亡しています。
インドネシア西部スマトラ島では、先週から続く豪雨で洪水や土砂崩れが発生し、国家災害対策庁によるとこれまで604人が死亡、464人が行方不明となっています。
被災地では住民の一部が暴徒化し、スーパーマーケットなどで略奪行為が相次いでいて、治安当局が取り締まりを強化しています。
タイ南部では、「300年に1度」とされる大規模な洪水となり、政府によりますと170人が死亡、290万人以上が被災しました。
水はほぼ引きましたが、水没で住居を失った人も多く、早急な支援が求められています。
南アジアのスリランカでも豪雨被害が拡大し、当局によりますと366人が死亡、367人の行方が不明となっていて政府は国家非常事態を宣言し、国際社会に支援を要請しています。
東南アジアや南アジアの広い範囲では、こうした豪雨災害の影響で死者はあわせて1100人を超えました。