プレスリリース配信元:株式会社NEXER
株式会社NEXER・騒音を抑える工夫に関する調査

■騒音でクレームを受けないように工夫している?
共同住宅における生活の中で、近隣トラブルの原因として常に上位に挙がるのが「騒音」です。
自身では気をつけているつもりでも、住居の構造や隣人との感覚の違いから、意図せずして「加害者」になってしまうケースが少なくありません。
とくに、クレームを受ける側がその音を騒音として認識していない場合、問題はより複雑化します。
ということで今回は有限会社幸昭と共同で、全国の男女860名を対象に「騒音を抑える工夫」についてのアンケートを行いました。
※本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。
・引用元が「株式会社NEXERと有限会社幸昭による調査」である旨の記載
・有限会社幸昭(https://bouon-kosho.co.jp/)へのリンク設置
「騒音を抑える工夫に関するアンケート」調査概要
調査手法:インターネットでのアンケート
調査期間:2025年11月7日 ~ 11月17日
調査対象者:全国の男女
有効回答:860サンプル
質問内容:
質問1:騒音によって近隣住民からクレームを受けたことはありますか?
質問2:どのようなクレームですか?
質問3:クレームが来るまで、騒音を出していた自覚はありましたか?
質問4:その理由を教えてください。
質問5:クレームを受けてから、騒音が出ないように改善しましたか?
質問6:改善しなかった理由を教えてください。
質問7:具体的にどのような改善をしましたか?
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。
■5.7%が、騒音によって近隣住民からクレームを受けたことは「ある」
まず、騒音によって近隣住民からクレームを受けたことはあるか聞いてみました。

騒音によって近隣住民からクレームを受けた経験がある人は5.7%と少数派ですが、騒音トラブルは顕在化しにくいながらも、潜在的な問題として存在していることが分かります。
大多数の人が経験がないため、クレームが発生した際に当事者間で認識のズレが起こりやすく、トラブルが深刻化しやすい土壌があると言えます。
次に、どのようなクレームだったのか聞きました。

クレームの内容は、「生活音(足音・ドアの開閉など)」が32.7%と最多で、次いで「テレビや音楽」が22.4%、「子どもの声や足音」が20.4%と続きました。
クレーム内容は、特別な騒音ではなく日常生活の中で発生する音が原因でトラブルに発展しやすいことが分かります。
とくに共同住宅では、防音性能の低さと隣人との音の感覚の差が問題の根源にあるようです。
■32.7%が、クレームが来るまで、騒音を出していた自覚は「あった」
続いて、クレームが来るまで騒音を出していた自覚はあったかを聞いてみました。

クレームを受けた人のうち、67.3%が騒音を出していた自覚がなかったと回答しており、自覚があった人は32.7%に留まります。
次に、自覚があった方もなかった方にも、その理由をくわしく聞いてみました。
騒音を出していた自覚が「あった」
・演奏なので、それはさすがに。(40代・男性)
・音楽を聴くのが趣味だから。(50代・男性)
・バイクの音がうるさいと自覚をしていた。(50代・男性)
・ちょっとした工事を依頼していたのでうるさいとは思った。(50代・女性)
・夜11時過ぎによく吠えた時期があった。(60代・男性)
・夜中に模様替えをしてしまった。(60代・女性)
騒音を出していた自覚が「なかった」
・そんなに響いてると思ってなかったから。(40代・女性)
・普通に生活していただけだから。(40代・女性)
・電子ピアノの音。音自体はヘッドホンをしているため漏れないのですが、鍵盤を叩く音の振動が伝わっていたようです。(40代・女性)
・洗濯機の音を指摘されたが、とくに変な使い方はしていないから。(40代・女性)
・注意を受けて初めて気がついたから。(50代・男性)
・壁が防音対策していないことは仲介業者から聞かされていなかったから。(50代・男性)
・相手が夜間の仕事らしく、昼間寝ているので気になったらしい。そんなに大きな音量ではなかったので。(70代・男性)
自覚があった人からは「演奏やバイク音など、明らかに音が出る行為をしていた」「工事や犬の吠え声など心当たりがあった」といった理由が寄せられました。
一方、自覚がなかった人は「普通の生活音だと思っていた」「振動が伝わっているとは知らなかった」「建物の防音が弱いとは知らされていなかった」など、意図せず騒音になっていたケースが目立ちます。
生活環境や建物構造の違いで、騒音の感じ方が大きく変わることが分かる結果となりました。
■81.6%が、クレームを受けてから、騒音が出ないように「改善した」
次に、クレームを受けてから騒音が出ないように改善したかを聞いてみました。

クレームを受けた後、「改善した」と回答した人は81.6%に上りました。
高い改善率は、住民の多くが近隣との関係性を重視しており、クレームをきっかけに配慮や対策の必要性を認識し、迅速に対応していることを示しています。
しかし、「改善しなかった」方は18.4%いました。
改善しなかった理由は何なのか、くわしく聞いてみました。
改善しなかった理由は?
・子供に言い聞かせたくても、静かにできないので暫くは改善が難しかった。(30代・女性)
・ちょっと変わった隣人で、クレーマー的な所があることを大家さんも知っていたので、とくに改善はしなかった。(40代・女性)
騒音クレームを受けても改善しなかった理由は、「子供に言い聞かせても静かにできない」という構造的・生活環境的な問題による改善の困難さや、「クレーマー的な隣人」という相手側の問題が原因で、大家の認識もあって対応の必要性を感じなかったケースが挙がっていました。
次に、「改善した」方に具体的にどのように対策をしたのかを聞いてみました。
どのように対策した?
・子供に静かにするように言い聞かせて、物音にも気をつけるようになりました。(30代・女性)
・クッションシートを貼った。(40代・女性)
・テレビ音声をヘッドホンで聞くようにした。(50代・男性)
・つま先で歩くように心がけた。(50代・男性)
・二重扉に改築した。(50代・男性)
・防音ルームを買った。(60代・女性)
・犬を窓際になるべく行かせないようにして、窓も閉めるようにした。(60代・男性)
クレームを受けた後、多くの方が様々な工夫で改善に取り組んでいる様子が伝わります。
子供に静かにするよう伝えたり、自分も「つま先で歩く」と行動を変えたりする意識的な配慮はもちろん、「クッションシート」を敷いたり、「二重扉」や「防音ルーム」を導入したりと、本格的な物理的対策も講じられていました。
また、テレビの音を「ヘッドホン」に切り替えたりペットの行動に気を配ったりと、音の伝わり方を制御する細やかな工夫も見られました。
■まとめ
今回は、騒音を抑える工夫に関する調査を行い、その結果について紹介しました。
騒音クレームの経験者は5.7%と少数ながら、67.3%が騒音を出している自覚がなかったことから、意図しない生活音による認識のズレがトラブルの原因であることが判明しました。
クレーム内容は「生活音」が最多です。
クレーム後は81.6%が改善に取り組み、「ヘッドホン利用」や「クッションシート」「二重扉への改築」といった意識改革から物理的対策まで多角的な努力が見られました。
しかし、子供の静止困難や隣人側の問題により改善できないケースも存在し、問題の根深さも示唆されています。
自宅での騒音対策が充分ではない方や隣人からクレームが来ないかヒヤヒヤしている方は、防音室や防音ドアの施工にくわしい業者に相談してみてはいかがでしょうか。
<記事等でのご利用にあたって>
・引用元が「株式会社NEXERと有限会社幸昭による調査」である旨の記載
・有限会社幸昭(https://bouon-kosho.co.jp/)へのリンク設置
【有限会社幸昭について】
代表取締役会長:宮川 昭夫
代表取締役社長:宮川 直輝
所在地:〒417-0002 静岡県富士市依田橋770-5
TEL:0545-32-1121
【株式会社NEXERについて】
本社:〒171-0013 東京都豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル11F
代表取締役:宮田 裕也
Tel:03-6890-4757
URL:https://www.nexer.co.jp
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