広陵高校野球部の部員による暴力行為をめぐり、広島県高校野球連盟は学校の調査などが進んでないことから、広陵高校を来年春の選抜大会に推薦しない、異例の判断を下しました。
広陵高校は今年1月、当時2年生の野球部員4人が部で禁止されているカップ麺を食べた1年生部員1人に対し、胸や頬を叩くなどの暴力行為があったとして、日本高野連から「厳重注意」を受けていました。
この問題を受け、学校は監督と部長を交代し、新チームとなった秋の県大会では優勝。
中国大会では1回戦で敗れたものの県高野連は例年、中国大会に出場したチームを、選抜大会の県代表として推薦することからセンバツ出場の可能性が残されていました。
この推薦は秋の大会の結果に限らず、学校の取り組みなどを総合的に判断することが
条件となっています。
しかし、問題発覚から4か月ほどが経った今も、学校側の調査や再発防止策などが進んでいないことから、県高野連は広陵を推薦しないと決めました。
中国大会出場校が推薦されないのは異例で、広陵が選抜に出場する可能性は消滅します。