岩手県議会の12月定例会が11月27日に招集されました。
最低賃金の引き上げに伴う企業への支援金のほか、クマ対策の関連費用など総額約83億円の補正予算案などについて、12月10日まで審議されます。
県議会12月定例会は27日に本会議が開かれ、県が提出した39の議案について提案理由が説明されました。
このうち総額約83億円の補正予算案には、県内の最低賃金が12月、1031円に引き上げられることを受け、賃上げの支援費用として27億円余りが盛り込まれました。
10月以降に時給を60円以上引き上げた中小企業などを対象に、従業員1人あたり最大8万円、1つの事業所あたり最大400万円まで助成されます。
1人あたりの助成額としては全国で最も高いということです。
また、クマの捕獲体制強化に3700万円が、生活に困る世帯の灯油購入などの支援として3億9600万円が計上されています。
12月定例会は12月3日から一般質問が始まり、10日に最終本会議が開かれます。