仕事と育児をしていると子供を連れての買い物は一苦労ですし、買い物の時間も確保しづらい。そんなご家庭もあると思います。
27日は、子育て世帯の暮らしをより豊かにする、「CO・OP」の取り組みを取材しました。
先月23日に富山市にオープンした「CO・OPきょうどう店」。
近くに住む、林貴子さん。もうすぐ1歳になる娘の梨心ちゃんと一緒に買い物にやってきました。
店内には、生鮮品のほか惣菜も豊富に並んでいます。
*買い物に来た子育てママ 林貴子さん
「お惣菜も多いし子供が小さいので離乳食、おやつ、色々あるのは助かる」
CO・OPきょうどう店を運営する、とやま生活協同組合。組合員の多くは週1回、自宅まで商品が届く宅配サービスを利用しています。
現在、県内で宅配を利用する人はおよそ6万7900人。そのうち7800人は未就学児をもつ子育て世帯です。
COOPでは、この宅配に加え、新店舗のオープンでより充実したサポートをと考えています。
*とやま生活協同組合 組織ネットワーク部 広報グループ マネージャー 横堀真美さん
「両方上手に使い分けることで、より豊かにサポートできると考えています」
宅配と実店舗を併用する「ハイブリッド型」の買い物スタイルは利用者にとって、多くのメリットがあり人気です。
例えば、ティッシュパーパーや洗剤、飲料や米などの重くてかさばる日用品は宅配で。一方、野菜や肉、惣菜といった生鮮食品は、実際に見て購入する方が「満足度が高い」という声が多く聞かれます。
特に子育て世帯がこの「ハイブリッド型」を取り入れています。
*5歳と3歳の子を持つ 母親 富山市 30代
「親が(宅配を利用していて)ついでに買ってもらっている。その商品もある。1回見てみたいねって」
*6歳と2歳の子を持つ 母親 富山市 30代
「宅配も使っている。自分で見て、手に取って買える。安心感もあるし見ていて楽しい。(きょうは)今晩のごはんとあすの遠足のお弁当の具材」
*3歳と1歳の子を持つ 母親
「週によって宅配だと選べるものと選べないものがある。(店に)来たら欲しい物が絶対ある、本当にあった」
*買い物に来た子育てママ 林貴子さん
「もう少し大きくなってからも色々使えそう」
親たちが足を止めるのが、離乳食や裏ごし野菜など調理が簡単な子供用の冷凍食品。約30種類がそろっています。組合員の声から生まれた商品ばかりです。
特に温めるだけですぐに食べられる時短商品が人気です。
利用者の声に耳を傾け、生活をトータルで支援してくれるCOOPの取り組み。特に子育て世代には、その苦労への気遣いがつまった心温まるサポートです。