能登半島地震による富山県内での液状化被害が3.47平方キロメートルにのぼることがわかりました。
石川や新潟などを含めた被害面積は熊本地震の4倍にのぼります。
防災科学技術研究所のまとめによりますと、能登半島地震による県内の液状化の被害は、富山市、高岡市、射水市、氷見市、滑川市、魚津市の6つの市で確認され、推計の被害面積は3.47平方キロメートルに上るということです。
石川、新潟、福井を合わせた被害面積は19平方キロメートルに上り、2016年に発生した熊本地震の4倍に相当するということです。
能登半島地震で液状化被害が拡大した要因について研究チームは、「日本海側には、液状化しやすい砂浜のような緩い砂が広く分布しているためではないか」と分析しています。
被災地全体の被害面積の推計が示されるのはこれが初めてです。