アメリカのトランプ大統領は26日、首都ワシントンで起きた州兵への銃撃事件を受けて演説し、容疑者の国籍となる「アフガニスタンから入国したすべての外国人を再調査し、必要な措置を講じる」と呼びかけました。
トランプ大統領は、「今こそ、バイデン政権下でアフガニスタンから、我が国に入国したすべての外国人を再調査し、我が国にふさわしくない、または我が国に利益をもたらさない外国人を排除するために必要な措置をすべて講じなければならない」と語りました。
トランプ大統領は滞在先のフロリダ州の自宅で演説し、事件を「悪意と憎悪に満ちたテロ行為だ」と非難しました。
さらに、容疑者がアフガニスタン国籍だったことを受けて、「アフガニスタンから入国したすべての外国人を再調査し、アメリカに利益をもたらさない外国人がいれば、必要な措置を講じて排除する」と訴えました。
この事件は26日、ホワイトハウス近くの路上でパトロールをしていた州兵の男女2人が銃撃されたもので、いずれも意識不明の重体となっています。
現場で拘束された容疑者は、2021年にアメリカに来たアフガニスタン国籍の29歳の男で、FBI(連邦捜査局)がテロ事件とみて捜査を進めています。