サイバー攻撃によるシステム障害が続いているアサヒグループホールディングスが、障害発生後初めての記者会見を行い、2026年2月までに物流業務全体の正常化を目指す方針を正式に表明しました。
アサヒグループHD・勝木敦志社:
多くのお客さま、関係先の皆さまに多大なるご迷惑をおかけしていることを心よりおわび申し上げます。
アサヒグループホールディングスは勝木社長らが会見し、2026年2月までに全商品の出荷再開にはいたらないものの、物流業務全体の正常化を目指す方針を明らかにしました。
また、グループ各社のお客様相談室に問い合わせのあった顧客情報152万5000件をはじめ、個人情報191万件に漏えいの恐れがあることが確認されたということです。
アサヒグループホールディングスは、9月下旬に身代金要求型ウイルス(ランサムウェア)によるサイバー攻撃を受けましたが、「ランサムウェアに関する身代金については支払っていない」と明らかにしました。
今後、早急な復旧ができるかが焦点になります。