ウクライナの複数の地域にロシア軍による大規模攻撃があり、首都キーウで7人が死亡しました。

ウクライナ空軍によりますと、24日夜から25日朝にかけ、ウクライナ各地でロシア軍のドローン464機とミサイル22発による攻撃がありました。

首都キーウでは、9階建ての集合住宅や倉庫の近くにミサイルの破片などが落下し、これまでに7人が死亡、子ども1人を含む20人が負傷しました。

南部オデーサ州でも港湾施設やエネルギーインフラが被害を受け、子ども2人を含む6人が負傷したということです。

ゼレンスキー大統領は自身のSNSで、この攻撃でロシア軍のドローンがモルドバとルーマニアの領空に侵入したと明らかにし、「武器や防空システムは不可欠だ。支援に中断があってはならない」と述べ、支援の継続を求めました。

一方、ロシアのエネルギー施設も攻撃を受けました。

南部ロストフ州の地元当局は25日未明、ウクライナ軍による空襲があったと発表。

民家付近でガス管が破裂したほか、工業地帯の倉庫で火災が発生し、少なくとも3人が死亡、10人が負傷したということです。

ウクライナ軍参謀本部は25日、ロストフ州やクラスノダール地方の軍需工場やエネルギー施設を攻撃したと明らかにし、多数の爆発と大規模火災を確認したとしています。

戦争終結に向けた和平協議が進む中、攻撃の応酬が続いています。

フジテレビ
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国際取材部
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