自民党の小野寺五典税調会長と日本維新の会の梅村聡税調会長は25日、来年度の税制改正に向けて初めて会談した。
会談後、小野寺氏は、12月末のガソリン暫定税率の廃止に伴い必要となる財源の一つである租税特別措置の見直しについて、政府がこの日設置した「租税特別措置・補助金見直し室」いわゆる日本版DOGEに触れて「おそらくスケジュール的に今回の税制改正には間に合わない。情報を政府から受け取った上で与党で協議を進めていく」と述べた。
維新の梅村氏も「我々も野党時代から租税特別措置に関する議論は続けている。新しい部署が政府側にできたということで、それも参考にしながらしっかり与党としても議論していきたい」と重ねた。
一方、小野寺氏は、維新と共に迎える初めての税制改正にあたって「まず連立与党で足並みを揃えることが大切だ」とした上で「両党の強い結束を通じで各党に働きかけていきたい」と述べて、少数与党の立場として政府与党だけで議論を完結するのではなく、野党との協議にも前向きな考えを示した。