岩手県八幡平市の安比高原スキー場では、12月6日のオープンを前に11月21日に安全祈願祭が行われました。
今シーズンは世界共通リフト券を導入し欧米からの誘客に力を入れるとしています。

21日午前の安比高原スキー場では麓は20cmほどの雪が積もり、オープンに向けて着々と準備が進めれています。

21日の安全祈願祭には岩手ホテルアンドリゾートのスザンナ・ウォンCEOなど約80人が出席し、今シーズンの安全を祈りました。

安比高原スキー場の昨シーズンの利用客は約30万人で、半数の約15万人が外国人客とインバウンドが好調でしたが、今シーズン新たな一手を打ちました。
それが世界共通リフト券「アイコンパス」の導入です。

「アイコンパス」はアメリカの会社が発行しているもので、ヨーロッパや北米など13カ国72のスキー場で利用できる世界最大級の共通リフト券です。

安比高原ではこのリフト券の導入で台湾などアジア圏に加え欧米の誘客を増やすのが狙いです。

岩手ホテル&リゾート マウンテン事業本部 及川豊副本部長
「1枚のパスを持って世界中をスキーして回れる、そうした面で利用しやすくなったと思う」

一方で高市首相の発言を巡り中国政府が日本への渡航自粛を呼びかけたことによる影響は今のところないということです。

岩手ホテル&リゾートマウンテン事業本部 及川豊副本部長
「いろいろな政治的要素はあると思いますが、垣根を越えて遊びに来ていただきたい」

安比高原スキー場は12月6日にオープン予定で、今シーズンは35万人の来場を目標にしています。

岩手めんこいテレビ
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