仙台育英高校の全国高校サッカー選手権辞退を受け、準優勝の聖和学園高校が出場決定したことを受け、同校は21日、公式ホームページで声明を公表した。
声明では、男子サッカー部の一部元部員による飲酒・喫煙問題について改めて謝罪するとともに、全国大会出場を受諾した経緯について説明している。
以下、公表された全文。
聖和学園高校 公表全文
本校男子サッカー部の全国高等学校サッカー選手権大会出場について
過日、本校男子サッカー部の複数部員による飲酒、喫煙について一部報道がございました。ご心配ご迷惑をお掛けしました多くの皆様に、心よりお詫び申し上げます。
飲酒、喫煙行為に関しましては、校内の規則に基づき、厳正かつ適切に指導を行った次第です。しかしながら、本校としてはこのようなことが発生してしまったことを大変重く受け止め、引き続き再発防止に努めてまいる所存です。
本校男子サッカー部の第104回全国高等学校サッカー選手権大会への出場について、この度、公益財団法人日本サッカー協会および公益財団法人全国高等学校体育連盟より正式に打診をいただきました。大変に難しい決断ではございましたが、熟慮の末、今回の打診をお受けすることといたしました。宮城県大会に出場した選手をはじめ、サッカーと学業の両立にひたむきに努力してきた多くの部員については、前を向いて全力で戦ってほしいと考え、今回与えられた機会をお受けすべきとの決断に至った次第です。多くの皆様より頂戴したご心配のお声や様々なご意見を、男子サッカー部員、教職員一同、重い教訓として受け止めてまいります。まだまだ成長過程にある本校男子サッカー部員に、何卒あたたかいご声援をいただければ幸いです。
なお、この件の詳細につきましては個人のプライバシーに関わるため、お伝えすることを控えさせていただきましたことをご寛容きただき、併せて、個人の特定や誹謗中傷に該当するおそれのある行為は慎んでいただきますようお願いいたします。重ねてご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
令和7年11月21日
聖和学園高等学校
校長 千葉 剛