構造的ないじめにより仙台育英高校サッカー部が、全国高校サッカー選手権の出場を辞退したことを受け、聖和学園が大会に出場することが決まりました。

11月2日に行われた全国高校サッカー選手権の宮城県大会決勝では、聖和学園は仙台育英高校に敗れ、準優勝となっていました。

一方で、部内に構造的ないじめがあったとして、仙台育英高校は全国大会への出場を辞退し、これまでに代表校は決まっていませんでした。

こうしたなか、聖和学園によりますと、日本サッカー協会と全国高等学校体育連盟より、大会への出場の打診を受け、11月21日、正式に出場が決まったということです。

聖和学園では、去年や今年7月から8月にかけて、複数の元部員が、飲酒や喫煙をしていたことが明らかになっています。

聖和学園は「厳正かつ適切に指導を行った次第。発生してしまったことを大変重く受け止め、引き続き再発防止に努める」とした上で、「ひたむきに努力してきた、多くの部員については、前を向いて全力で戦ってほしいと考え、今回与えられた機会をお受けすべきとの決断に至った」としています。

仙台放送
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