仙台市の八木山動物公園は21日、アフリカゾウのオス「ベン」が同日死んだと発表した。推定36歳で、国内で飼育されているアフリカゾウのオスとしては最高齢とみられていた。

ベンは1990年、南アフリカ共和国・クルーガー国立公園から来園。大きな体格と穏やかな性格で親しまれてきた。園は、ベンをしのぶため23日(日)から献花台とメッセージノートを設置するとしている。

園によると、ベンは昨年秋ごろから体調不良が続き、今年6月には前肢に膿瘍が確認され治療を行っていた。ここ1週間ほどは歩行がゆっくりになる様子も見られ、21日午前6時2分に立つことが難しい状態となった。介助と加療が行われたが、同日午後0時18分に死亡が確認された。

八木山動物公園では、アフリカゾウのメス「メアリー」(推定59歳)も飼育しており、こちらも国内最高齢とみられている。

仙台放送
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