宮城県南三陸町では来年春の出荷を目指し、海のいけすで育てるギンザケの稚魚が運び込まれました。
南三陸町戸倉地区では、6つの漁業者がギンザケ養殖に取り組んでいて、11月20日は、青森県の業者がギンザケの稚魚およそ3トンを運び込みました。
稚魚は体長およそ20センチ、重さ150グラムほどで、今シーズンは海水温が安定していたことから、搬入は例年より遅いものの、去年よりは12日早くなりました。
県漁協戸倉銀鮭養殖部会 佐藤正浩部会長
「去年よりは、海水温の下がりが早かったのが一番。出荷の春先に向けて、それなりのサイズにして、みなさんに供給したい」
稚魚は12月中旬までに110トンが搬入される予定で、体長50センチほどに育つ来年4月からの出荷を見込んでいます。