宮城県富谷市の住宅街で19日、成獣とみられるクマ1頭が約2時間にわたり居座り、市が麻酔銃を使って捕獲・駆除した。住宅街のすぐ脇で動かずにとどまる様子は、市職員が撮影した映像にも残されている。

富谷市職員が撮影した映像には、クマが住宅の塀の上から顔を出し、周囲をうかがう様子が記録されている。別のカットでは、駐車場の車と生垣の狭い隙間に身を潜め、カメラの方を見つめる姿も確認できる。

富谷市などによると、19日午前9時すぎ、富谷市ひより台1丁目で体長約70センチの成獣とみられるクマが目撃された。クマはその後、近くの住宅の庭にとどまり続け、市が現場の安全確保を行ったうえで、目撃から約2時間後の午前11時半ごろに麻酔銃を使用して捕獲した。

クマはその後、駆除された。住宅や住民に被害はなかった。

仙台放送
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