北海道教育委員会は11月20日、酒に酔って車を盗むなどした小学校の男性教師を懲戒免職処分にしたと発表しました。

 道教委によりますと、興部町の小学校に勤務する24歳の男性教師は、9月22日夕方から23日未明にかけて、紋別市内の飲食店計5軒で飲酒し、その後、市内のアパートの駐車場で、鍵がささったままの乗用車を盗んで、運転しました。

 その後、車を返そうとして、道に迷い、興部町の海水浴場の波打ち際に乗り上げ、車を水没させたまま、乗り捨てて逃走しました。

 さらに「海水に全身が濡れて寒かった」との理由で、海水浴場の駐車場に停めてあった無施錠の別の乗用車に入り込み、朝まで仮眠。

 その後、乗用車の持ち主に発見された際、再び逃走。

 23日になって車を盗んだ疑いで警察に逮捕され、旭川地検が10月3日付で不起訴処分にしていました。
 
 これを受け道教委は男性教師を20日付で懲戒免職処分にしました。

 道教委の調べに対し男性教師は「仕事があり早く家に帰りたかった。子どもたちと保護者に大きな不安と失望を与えたことに心からおわびする」と話しているということです。

北海道文化放送
北海道文化放送

北海道の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。