各地にクマ出没…すでに「過去最多」の目撃も

秋も深まり、温泉のぬくもりが恋しくなる季節。

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16日午前0時半ごろ、群馬県みなかみ町の旅館で宿泊客の男性が露天風呂に向かうため屋外通路を歩いていたところ、体長約1mのクマに襲われた。

男性は左腕や右脚など数カ所を噛まれたものの、命に別状はなく軽傷。
クマはそのまま山に逃げたという。


クマの出没は各地で相次いでおり、現れる場所も露天風呂や商業施設などさまざま。

福井県では、福井市大和田地区の多くの商業施設が立ち並ぶエリアに1頭のクマが出没。
側溝に逃げ込んだというが、捕獲用の檻を使い、山に放されたという。

石川県では13日、江戸時代に建てられた有形文化財・蔵六園にクマが現れるところを防犯カメラが捉えていた。
県内でのクマの目撃件数は統計を開始して以降、過去最多となっているという。

さらに、16日には白山市でも男女4人がクマに襲われ、ケガをしている。

16日正午過ぎに、95歳の男性が血まみれで倒れているのが見つかり、病院へ搬送。
午後3時すぎには63歳の女性から「クマに襲われた」と消防に通報があったという。

さらに、その30分後には「猟友会の男性2人がクマに襲われた」と消防に通報があったという。

いずれも意識はあるというが、95歳の男性と63歳の女性は重傷とみられる。クマは現場近くの小屋に隠れ、警察や猟友会が取り囲み、午後5時半ごろ猟友会によって捕獲された。

さらに、秋田県藤里町では、10月7日にクマに襲われ意識不明だった米森キヨさん(83)が死亡。

クマの活動が活発化する秋、各自治体が警戒を呼びかけている。

(「イット!」10月16日放送分より)