◆ナ・リーグ優勝決定シリーズ第2戦 ミルウォーキー・ブルワーズ1-5ロサンゼルス・ドジャース 14日(日本時間15日午前9時8分試合開始、アメリカンファミリーフィールド)
メジャーリーグ(MLB)、ドジャースは14日(日本時間15日)、ブルワーズと敵地でリーグ優勝決定シリーズ第2戦に臨み、大谷翔平選手(31)は「1番DH」で先発出場。7回にタイムリーヒットを放ち、ドジャースは5-1で連勝を飾った。
地区シリーズでフィリーズを3勝1敗で破って勝ち上がったドジャースと、レギュラーシーズンで両リーグ最多の97勝を挙げてナ・リーグ中地区優勝、地区シリーズでカブスを3勝2敗で下したブルワーズが争う、4戦先勝のリーグ優勝決定シリーズ。前日の第1戦はドジャースが先発スネルの好投で2-1と接戦を制し、大谷は2打数無安打3四球、9回に登板した佐々木朗希投手(23)は2/3回を投げ被安打1、与四球2、失点1の成績だった。
ドジャースの先発は今季12勝8敗・防御率2.49、ポストシーズン1勝1敗の山本由伸投手(27)。一方のブルワーズは今季ナ・リーグ最多の17勝(6敗・防御率2.70)を挙げ、ポストシーズン1勝1敗のペラルタ投手が先発し、“エース対決”となった。
大谷は1回表の第1打席、カウント2-2で5球目の低めスライダーを空振りして三振。
1回裏、山本は1番チョウリオに初球をとらえられ、右中間へ先頭打者ホームランを浴びてブルワーズが1点を先制。
2回表1死走者なしで6番テオスカー・ヘルナンデスがレフトスタンドへ同点ソロホームランを放ち1-1。2死1塁で9番パヘスにライト線へのタイムリー二塁打が出て、ドジャースが2-1と逆転した。2死2塁で迎えた大谷の第2打席、カウント0-2で3球目のカーブをとらえたが、ライトへのライナーに倒れた。
5回表無死1塁で大谷の第3打席、カウント1-2で4球目の高めボール気味の直球に手が出て空振り三振。
6回表1死走者なしで5番マンシーがライトフェンスに飛び込むソロホームラン。3-1とドジャースがリードを広げる。
7回表1死3塁で大谷の第4打席は、ブルワーズ3番手の左腕アシュビーとの対戦。カウント2-2で7球目の内寄り低めシンカーを打ち返し、ライト前へ抜けるタイムリーヒット。4試合ぶりの安打で貴重な追加点を挙げ、4-1とドジャースがリードを広げた。大谷は2死1塁から二盗を決めポストシーズン初盗塁をマークしたが、得点には至らなかった。
8回表1死2、3塁で7番エドマンがライト前へタイムリーを放ち5-1。2死満塁となって迎えた大谷の第5打席、ブルワーズ5番手の左腕ガッサーとの対戦は、カウント0-2から3球目の外角低めスライダーを空振りして三振に倒れた。
5回以降ノーヒット、6回以降はいずれも三者凡退に抑えていた山本は9回裏も続投。2死から5番ボーンから三振を奪って三者凡退打ち取り完投勝利。5-1でドジャースが初戦に続いてブルワーズを下した。
山本は9イニング、打者32人に111球を投げて被安打3、被本塁打1、奪三振7、与四球1、失点1の快投を披露し、ポストシーズン2勝目をマーク。大谷は5打数1安打、打点1、盗塁1、三振3の成績だった。
ナ・リーグ優勝決定シリーズは中1日を挟んで舞台をドジャースタジアムに移し、16日(日本時間17日)に第3戦が行われる。