中野区の無人販売店で2日、高級チョコレートを巧妙な手口で盗む男の姿がカメラに捉えられた。男はバーコードをスキャンするふりをして、実際には安価な別の商品を読み取り、代金を支払わずに立ち去った。
被害に遭った店のオーナーは、「どうせバレないと思っているようで腹立たしい」と憤りを語っている。
“高級チョコ”狙った巧妙な手口
東京・中野区で2日午前3時過ぎに撮影されたのは、“高級チョコドロボー”の瞬間だった。店のオーナーは、「高単価だったので、いらだちというかショック…」と語っている。

深夜の無人販売店に現れた1人の男は、棚にあった商品を手に取りレジへ向かった。手にしていたのは、1箱4000円ほどの高級チョコレートだった。

商品のバーコードをスキャンしているように見えたが、レジの画面を注意深く見ると、スキャンされたのは498円のサラミ1点のみだった。
スキャンしたフリで…持ち去る悪質行為
別の角度の防犯カメラには、男がチョコレート菓子のバーコードをスキャンするように見せかけ、実際にはスキャンしていなかった様子が記録されていた。

スキャンする仕草を装っていたのだろうか。チョコに被せるようにしてサラミを持っているようにも見える。男は結局、チョコレートの代金を支払わず、そのまま店を後にした。
男の悪質な手口に店のオーナーは、「サラミを上に被せながらスキャンしようとしていたので、そもそもスキャンしようとしていないんだなと。『どうせわからないだろ』的な感じの雰囲気が伝わって、余計腹立たしいですね」と怒りをあらわにしている。
店のオーナーによると、犯人は20代くらいの男性に見えたという。店は今後、警察に被害届を提出する方針だ。
(「イット!」 10月14日放送より)
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