10月の宮城県知事選挙で参政党の支援を受けて立候補し落選した自民党の和田政宗氏が20日、自民党に離党届を提出した。

和田氏は取材に対し、
「裏金問題で政治の停滞を招いている。また、宮城県知事選で党籍を有する私からの支援要請に対し、宮城県連として明確な結論を出さず、ルールを無視したこと。自由と民主主義を発展させるための政治活動を阻害される要因になっている」として、離党の理由を説明した。

和田氏は報道各社に以下の声明文を出した。(原文ママ)

1.政治とカネの問題
裏金とは何か不記載とは何か、定義のないままに野党やマスコミから問題提起されているが、犯罪と道義的責任について積極的に解決しようとせず、政治の停滞を招いていること。

2.県連運営について職権乱用がまかり通ること
宮城県知事選について、党籍を有する私からの支援要請について自民党宮城県連として明確な結論を出さず、ルールを無視したこと。
選挙後の常任委員会で、何ら党則違反をしていないのに、「和田氏の処分を求める声が上がった」(10月28日読売他)と報道されるような内容の議論を行い、
県連によるヒアリングで、党員としての出処進退、役職についての出処進退について問われたが、党則違反をしておらず、職権乱用がまかり通っていること。

3.これらが自由と民主主義を発展させるための政治活動を阻害させる要因になっており、自民党を離党し、自由な政治活動を行い国民に対する責任を果たします。

仙台放送
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