瀬戸内海で養殖のカキが大量死する被害が出ているのを受け、兵庫県の斎藤知事は、出荷が軌道に乗る時期に現地を視察する意向を明らかにしました。

兵庫県では、南部の播磨灘でカキの養殖が盛んですが、例年は2~5割程度にとどまるカキの「へい死」が、ことしはおよそ8割に上る深刻な被害が出ています。

兵庫県の斎藤知事は、カキ養殖に携わる漁業関係者の資金繰りを支援するため、県が融資の利子補給を行う「豊かな海づくり資金」制度を活用するなどの支援策を検討していると明らかにしました。

また斎藤知事は、カキの出荷が軌道に乗った後に、現地を視察する考えを示しました。

【兵庫県・斎藤元彦知事】「私の方も状況が合えば直接お伺いする機会を作りたいと思いますし。

また今は現地は本当に対応をどうするかという、大変多忙な状況だと思いますので、実際に出荷が始まって、カキの販売が少しずつ軌道に乗り始めた状況を見ながら、現地に行くということも考えていきたいと思います」

斎藤知事は去年まで3年連続で、カキ養殖で知られる、たつの市の室津漁港を視察などで訪れています。

関西テレビ
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