木村知事は19日の定例会見で、11月23日から3日間の日程で台湾を訪問し、TSMCの幹部と面会することを明らかにしました。第2工場着工の感謝を伝えるとともに、第3工場など更なる投資を求める考えです。
【木村 知事】
「TSMCについてはメインは第2工場着工のお礼。サイエンスパーク推進ビジョンや交通渋滞対策の報告を幹部にしたいと思う。その中で第3工場や『今後の投資をお願いしたい』と言うと思う」
19日の定例会見で11月23日から3日間の日程で台湾を訪問することを明らかにした木村知事。24日には新竹市にあるTSMCで幹部と面会し、菊陽町での第2工場着工に対しての感謝を伝えるとともに、県の渋滞対策やサイエンスパークへの取り組みを説明。第3工場を含めた更なる投資を求めるということです。
また、半導体研究の第一人者で熊本県立大学の黒田 忠広理事長たちと台北市で半導体企業向けのセミナーを開く予定で、台湾企業の熊本への進出を後押ししたい考えです。
一方で、高市首相の『台湾有事』をめぐる発言に中国が反発していることについて、記者から質問された木村知事。「日中関係の悪化には憂慮している」と話し、「インバウンドについてはまだ県内で顕著な影響は出ていないが、引き続き観光や産業など状況を注視したい」と述べました。
また、木村知事は18日、大分市佐賀関で発生した大規模火災について大分県からの応援要請を受け、19日朝7時から県の防災ヘリ『ひばり』を現地に派遣し、消火活動を行っていることも明らかにしました。