18日、大分市で170棟以上が焼ける大規模な火災が発生しました。
宮崎市消防局はこれからの時期、延焼につながりやすい気象条件がそろいやすくなるため注意を呼びかけています。
18日午後5時40分ごろ、大分市佐賀関で発生した火災。
建物170棟以上が焼け離島にも飛び火し焼けた範囲は少なくとも4.9ヘクタールに及んでいます。
火災現場の映像を見た宮崎市消防局の職員は。
(宮崎市消防局予防課 川越千晃さん)
「だいぶ風が吹いているのは皆さん把握されたと思う。(消防隊が)着いた時にはかなり火の手が回って延焼していたと思われます。気象条件が合致して延焼につながったと思われる」
隣県である宮崎も火災に注意しないといけない気象条件がそろう日が多くなる時期です。
(宮崎市消防局予防課 川越千晃さん)
「冬から春にかけて空気が乾燥し、強い季節風が吹く日が多くなる。火災の発生・延焼に最も危険な時期。この時に火災が発生すると火の粉が遠くまで飛び、一気に延焼する可能性がある」
自分の住んでいる場所の火災のリスクを把握しておくことも大切です。
(宮崎市消防局予防課 川越千晃さん)
「宮崎市の中心市街地の一部や古い集落には木造の建物が密集している。火災が発生すると一気に延焼する可能性が高まります」
また道幅が狭い道路の近くも消防車両の到着が遅れ、火災や延焼の恐れが高まるということです。