結成3年目を迎えたプロバスケットボールチーム「福井ブローウィンズ」。球団は19日、今シーズン現時点でホーム戦の平均観客数がトップカテゴリー「Bプレミア」の
参入基準の一つである4000人に到達したと発表しました。
        
プロバスケットボールB2リーグに参入し、今年2年目のシーズンを戦っている福井ブローウィンズ。目標としているのは、来シーズンから創設されるBリーグの最高峰「Bプレミア」への昇格です。
 
そのBプレミアへの参入基準の一つとして、ホーム戦の平均観客数4000人をクリアする必要があります。
 
19日に開かれたブローウインズの会見で、今シーズンの現時点での観客数が昨シーズンの平均の約1.5倍にあたる4062人を記録し、参入基準を上回ったと発表されました。B2リーグのうち、大きなアリーナを持つ神戸・福島に次いで3位の好成績です。
 
好調の要因について球団側は▼会場での光や音を使った演出の強化▼フードコンテンツの充実▼高校バスケの大会との同時開催など、大勢の県民が訪れたくなるような仕掛けをつくったことを挙げています。

湯本代表は「このまま4000人ずっと出来ていれば『やっぱりブローウィンズ楽しいよね』となる。本当に今年は4000人をしっかり意識して頑張っていきたい。少年少女がわくわくするような会場を、このセーレンドリームアリーナで作っていきますので今後も非常に楽しみ」と話しています。
 
また19日は、福井ブローウィンズが福井商工会議所と協力して算出した昨シーズンの
経済波及効果も発表され、その額はB3リーグだった前年と比べて6億円増え、34億5000万円に上りました。
 
観客が増えてチケット収入が約1.5倍に伸びたことや、スポンサー企業が148社から約200社に増えたことなどが理由に挙げられました。
 
湯本代表は「もちろんB2に昇格し大きなマーケットでやったということもあるが、しっかり伸ばせた、クラブとして1年間しっかり活動できた」と語ります。
 
球団では、12月以降に試合会場の演出を変えたり、選手たちが期間限定のユニフォームを着たりするなど、ファンに楽しんでもらう仕掛けを準備しているということです。
      
ブローウィンズは11月22、23日に敦賀市でライジングゼファー福岡と対戦します。
   

福井テレビ
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