高値が続くガソリン。先週、政府による補助金の拡大がスタートし、県内のガソリンスタンドでも値下げの動きが出始めています。

石油情報センターが19日発表した県内のレギュラーガソリン価格。1リットルあたり168.3円と前の週に比べて4.4円安くなりました。今月13日に始まった政府の石油元売りへの補助金の拡大によるものと見られています。

秋末アナウンサー:「金沢市内のこちらのガソリンスタンド、レギュラー1リットルあたり153円。補助金の影響が価格に反映されています。」

金沢市高尾町にあるガソリンスタンド。周辺の地域では店舗の増加などにより価格競争が激化しているといいます。中でもこちらの店は安いと地元では知られているようです。

利用客:「今は下がったので、ありがたいなという気持ちです」「配達でこんなおせんべいとか積んどるんやけど1日に60キロ走るし、例えば(月に)3万円ほど使うとしたら補助金出れば2万5000円ぐらいになるんじゃない」「まだ高いけどここは特に安いので入れに来たんですけどどっちにしても車は乗るのでガソリン価格が安定してある程度安く入れられたらいいかな」

こちらの店では値下げをした後も目立った混雑などはなかったということです。

金沢丸善常務取締役宮島祐二さん:「我々は(補助金が始まった)13日から5円全てのお店で価格を下げました」「いま下がったといえどもまだ150円台ですしこの150円というのはお客様からするとイメージ的には高いというイメージになっているんじゃないかなと感じている」

秋末アナ:補助金の流れについて詳しく見ていきます。政府は、レギュラーガソリンにかかっている暫定税率を年内で廃止することを決めました。

それまでの期間、急な価格への変動を防ぐため石油の元売りに対する補助金を拡大することにしています。

5円ずつ段階的に出すことによって徐々に価格に反映させ、最終的に暫定税率廃止と同じ水準まで拡大。年末の廃止まで少しずつ値下がりすることが見込まれます。

金沢丸善の宮島さんによりますと「原油価格の動向など不確定な部分は大きいものの年末にかけてガソリン価格が下がっていくことは予想される」と話していました。

石川テレビ
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